【AWS Backup】異なる OS の EC2 インスタンスは同一バックアップボールトで管理できるのか
この記事は アノテーション株式会社 AWS Technical Support Advent Calendar 2024 | Advent Calendar 2024 - Qiita 15 日目の記事です。
はじめに
こんにちは、中村です!
AWS Backup において、異なる OS の EC2 インスタンスのバックアップは同一バックアップボールト内で管理できるのかについて、 Linux と Windows のインスタンスを使用して検証を行います。
なお、AWS Backup には多様な機能が存在するため、サービスの全体像について詳しく知りたい方は、以下のブログ記事をご参照ください。
検証環境
使用した EC2 インスタンス (AMI):
- Linux 環境
- OS:Amazon Linux 2023 AMI
- Windows 環境
- OS:Microsoft Windows Server 2025 Base
結論
AWS Backup では、異なる OS(Linux と Windows)の EC2 インスタンスを同一のバックアップボールトで管理することができます!
やってみた
まず Linux と Windows の EC2 インスタンスを起動します。
続いて AWS Backup で EC2 インスタンスのバックアップを格納するバックアップボールトを作成します。
バックアッププランの作成では、バックアップルールにてバックアップの取得日時、頻度、保持期間を設定します。
バックアップルールの設定項目にバックアップボールトの選択があるため、事前に作成したバックアップボールトを指定して紐付けを行います。
次に、作成したバックアッププランにリソースを割り当てる設定を行います。
今回の検証目的は「異なる OS の EC2 インスタンスを同一のバックアップボールトで管理することができるか」の確認であるため、
冒頭の手順で作成した Linux と Windows のインスタンス ID を指定します。
バックアップルールで指定したバックアップ開始時間後にバックアップボールトを確認したところ、
指定した Linux と Windows の両インスタンスについて、それぞれバックアップ(復旧ポイント)が正常に作成されていることを確認できました。
まとめ
検証の結果、「異なる OS の EC2 インスタンスを同一のバックアップボールトで管理することができるか」という問いに対して、Linux と Windows のインスタンスの場合は可能であることが確認できました。
この検証結果が、AWS Backup を利用する方々の参考になれば幸いです。
参考資料
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